老後になると現れる歯のデメリット

年を重ねることによって、いくつかの歯のデメリットが現れます。
以下に、老後の歯のデメリットをまとめました。

老後の歯のデメリット

  • 歯が少なくなる
  • 食べられるものが限られてくる
  • 発音がしにくくなる
  • 見た目の老化が気になる

歯の数が少なくなることや噛む力が弱くなることで、固いものなどは食べることが難しくなり、食事を若いときのようには楽しめないかもしれません。
また、歯周病や虫歯になると歯を抜かなければならない場合があり、患者様自身の歯が失われることによって、発音がしにくくなります。

さらに、歯がない部分が増えると見た目も老けたように見えるため、見た目を気にされる方も多いでしょう。

このようなデメリットは、老後に必ず起こるというわけではありませんが、歯を失うと体の機能面と見た目の両方の老化を早める可能性が高いです。

インプラントが老後のためになる理由

インプラント治療を行うことによって、先ほど紹介したような老後の歯のデメリットを減らせます。

インプラントとは?メリット・デメリットや他の治療との違い

ここからは、インプラントが老後のためになる5つの理由を紹介します。

理由①しっかりと噛める

老後に失った歯を補うための主な方法は、入れ歯を入れる方法とインプラントを入れる方法です。
しかし、入れ歯を入れると、入れ歯と歯ぐきのあいだに物が挟まったときに痛みを感じる場合や食べものの味が伝わりにくい場合があります。

一方で、インプラントを入れると、しっかりと噛んで食事を味わえます。
なぜなら、インプラントはあごの骨に埋め込んだチタン製のねじであるインプラント体で支えられているので、歯ぐきの上に乗せるだけの入れ歯よりも安定しているからです。

また、しっかりと噛むことは脳に刺激を与えるので、認知症の予防にもつながります。
歯が抜ける前のように食事を楽しめることや認知症の予防にもつながることから、老後のインプラント治療は、失った歯を補うために適した治療法だといえるでしょう。

理由②健康を維持できる

噛む力は、健康を維持することに深く関係しているといわれます。

インプラントは、あごの骨に埋め込まれたインプラント体で支えられているため、患者様自身がもともと持つ歯と同じくらいの噛む力を保てます。
しっかりと噛めれば、食べものを適度な大きさにすりつぶして消化・吸収でき、栄養分を余すことなく体内に吸収させられるでしょう。

栄養をしっかりと吸収できれば免疫機能や内臓の機能、足腰の機能を維持できるので、インプラントで噛む力を保つことは、老後の健康の維持に効果的です。

理由③簡単に管理できる

入れ歯を使う場合は、毎日の歯磨きにくわえて入れ歯自体の洗浄も必要です。
長年使用していると、経年劣化によって噛み合わせが合わなくなることがあり、そのたびに調整が必要となり手間がかかります。

また、老後に入れ歯を不衛生な状態で使いつづけると細菌が繁殖して、気管支や肺に細菌が入ることで発症する誤嚥性肺炎を引き起す可能性が高いです。

しかし、インプラントを入れることで洗浄の手間が省け、毎日の歯磨きと年に数回の歯科医院での定期健診のみでメンテナンスができます。
インプラントは管理の手間があまりかからず、毎日の歯磨きをきちんとしていれば細菌も繁殖しにくいため、老後に起こりやすい誤嚥性肺炎も予防できるでしょう。

理由④自然な見た目を保てる

歯が抜けてしまうと、老けて見えてしまうため、見た目を気にされる方は歯を補う治療を受けることがほとんどです。

歯を補う方法にはさまざまなものがありますが、インプラントは患者様自身の歯の色に近づけることができるので、人工の歯であると気づかれにくい点が特徴です。
また、インプラントでは入れ歯のように支えるためのフックや不自然な歯ぐきもないため、自然な見た目にできます。

失った歯の治療をする際に、見た目を気にされる方はインプラント治療を選択することをおすすめします。

理由⑤会話を楽しめる

老後に失った歯が多くなると、サ行やタ行の発音が難しくなることが多いです。

その点、インプラントは患者様自身の歯と同じように使えるので、スムーズに発音できるでしょう。
入れ歯のようにずれる心配もないため、安心して会話を楽しめます。

会話を楽しむことはストレス発散などにもつながるため、よりよい老後を過ごすためにもインプラント治療はおすすめです。

インプラントは老後でも手術できる?

老後でもインプラント治療を行うことは可能ですが、いくつかの条件を満たす必要があります。

たとえば、高血圧や糖尿病などの持病があると、インプラント治療を行うことが難しくなる場合が多いです。
ただし、持病がある場合には検査を行い、担当医にインプラント治療を行うための許可をもらえれば、治療ができるケースもあります。

また、インプラント体を埋め込むためのあごの骨の厚みが十分にない場合は、骨をつくる治療を行わなければなりません。
老後にインプラント治療を行う場合は注意点もあるため、歯科医師に相談することをおすすめします。

インプラントと入れ歯の違い

現在入れ歯を使っていて、インプラント治療を検討している方も多いかもしれません。入れ歯とインプラントは、どちらも失った歯の機能を補うものではありますが、治療の方法や費用などには大きな違いがあります。

入れ歯は、治療が簡単で負担が少なく、短期間で作ることができます。また、保険が適用されるため、比較的安価に済むのが特徴です。しかし、食べ物の味や温度を感じにくかったり、うまく噛めなかったりするデメリットもあります。また、合わない入れ歯は痛みの原因にもなります。

一方のインプラントは、外科手術であごの骨にインプラント体を埋め込み、人工歯を取り付ける治療です。多くの場合、保険適用外になるため、費用は高額になりますが、しっかり固定されるため入れ歯のように外れることはありません。

老後にインプラント治療を受ける際の注意点

続いて、老後にインプラント治療を受ける際に注意したいポイントをご紹介します。

インプラント治療には、歯ぐきを切る、骨を削るといった外科手術を伴うため、治療に耐えうる体力が必要です。術後すぐは、口から食事を摂ることが難しくなる上、切開創の回復という点でも、患者様の体力が重要となります。

また、ご自身で歯のケアがきちんとできるかどうかもポイントです。インプラントは天然の歯に比べると、歯周病(インプラント周囲炎)になりやすいとされているため、自宅でも毎日歯みがきをし、口腔内を清潔に保つことが求められます。

インプラントは、治療後も定期的にメンテナンスに通うことになります。将来的に、車の運転や自転車に乗ることが難しくなった時、どのような方法で通院するのかを検討しておくことも大切です。

インプラント治療を行うことで老後の歯のデメリットを解決できる

いかがでしたでしょうか?

年を重ねることで、歯が少なくなるなどの老後のデメリットが起きることがあり、歯を失うと体の機能面と見た目の両方の老化を早める可能性が高いです。
しかし、インプラント治療を行うことによってしっかりと噛めるようになるので、食事を味わうことができ、食べものの栄養を吸収することで老後の健康を維持できるでしょう。

認知症や誤嚥性肺炎のリスクを軽減することができ、自然な見た目で歯を補えるため、老後に失った歯がある場合には、インプラント治療は有効な治療法といえます。

きぬた歯科は、インプラント治療の実績が豊富な歯科医院です。
治療に関して不安なことは、カウンセリングの際に質問してください。

この記事の監修者

日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業後、インプラント治療に従事。現在では年間3000本以上のインプラント治療の実績がある。

日本でインプラント治療が黎明期だったころからパイオニアとして活躍し、インプラントメーカーのストローマン社やノーベルバイオケア社から公認インストラクターの資格を得た。

本の執筆やTV・雑誌などのメディア出演、自身のYouTubeチャンネルなどで情報発信を積極的に行っている。

<主な著書>
インプラント治療は史上最強のストローマンにしなさい!!
歯医者が受けたい!インプラント治療
あっそのインプラント、危険です!!

<YouTubeチャンネル>
八王子きぬた歯科

<外部サイト>
きぬた 泰和 Wikipedia