インプラント治療によって起こる可能性のあるリスク

インプラント治療を行うことで、必ずしもリスクが発生するというわけではありません。

しかし、外科手術である以上は何らかのトラブルが起きる可能性がゼロではないということもまた事実です。

そこで、ここではインプラント治療によって起こる可能性のある5つのリスクを紹介します。

リスク①金属アレルギーを発症する

インプラント治療で埋め込む「インプラント体」とよばれる部品は、金属で作られています。

そのため、体質によってはインプラント治療を行うことで金属アレルギーを発症する、ないしは既に金属アレルギーのためインプラント治療ができないというリスクがあります。

ただし、現状ではそこまで強い警戒をする必要はありません。

なぜなら、金属の素材によってアレルギー反応の起こりやすさは異なり、ほとんどのインプラント体はアレルギー反応が起こりにくいチタンという素材を使っているためです。

しかし、人によってはチタンでもアレルギー反応が出る場合がありますので、心配な場合は一度金属アレルギーの検査を行いましょう。

リスク②インプラント周囲炎を引き起こす

インプラントの手術後に口腔内で不衛生な状態が続いていると、「インプラント周囲炎」と呼ばれる歯周病のような症状を引き起こしてしまう可能性が高くなります。

インプラント周囲炎とは、インプラント体の周囲の歯肉に炎症が起き、そのまま放置していると最悪の場合はあごの骨が溶けてしまうという症状のことです。

歯周病と同様に細菌によって引き起こされるため、予防するには口のなかを常に清潔な状態にしておく必要があります。

毎日のブラッシングを丁寧に行うだけでなく、定期的にメンテナンスに通うことが何よりも大切です。

また、日常的に喫煙をされる方は、喫煙しない方と比べるとインプラント周囲炎のリスクが高くなります。

なぜなら、煙草に含まれる有害物質が原因で歯肉の血のめぐりが悪化し、歯肉に十分な酸素が行き渡らなくなることで、細菌が繁殖しやすい環境になるためです。

煙草を吸う方がインプラント治療をご検討されている場合は、これを機に禁煙やタバコの本数を減らすことを検討しましょう。

リスク③インプラント体が骨に結合しない

インプラントの手術では、あごの骨に金属製のインプラント体を埋め込むことで、歯が抜けてしまった場所に人工的に歯を取り付けることができます。

術後に問題なく歯を使えるようになるためには、骨とインプラント体がしっかりと結合する必要があるのですが、まれに結合がうまくいかないことがあります。

インプラント体と骨が結合しない主な理由は下記の3つです。

【インプラント体とあごの骨が結合しないときに想定される理由】

  • ・骨密度が元々低かったため
  • ・ドリルとの摩擦熱により骨がやけどのような状態になるため
  • ・術後にインプラント周囲炎を起こしたため


骨粗しょう症などが原因で骨密度が低い方は、インプラント手術を行ってもなかなか結合がうまくいかない可能性があります。

また、手術中にドリルと骨が摩擦することで骨がやけどのような状態になってしまうことがありますが、これは技術力のある歯科医を選べばあまり心配はありません。

気を付けたいのは、先ほどリスク②でも紹介したインプラント周囲炎です。

術後の口腔内が不潔だと細菌が繁殖して歯肉が腫れ、そのまま放置すると骨にまで症状が進行するため、インプラント体と骨の結合が妨げられてしまいます。

せっかく腕の良い医師による手術を受けても、インプラント歯肉炎を引き起こすことでリスクにつながってしまうため、術後のメンテナンスは欠かさず行いましょう。

リスク④手術ミスによって神経や血管、骨に傷がつく

どんな手術も、ミスがないように最大限に注意したうえで行われますが、あらゆる可能性が想定されるため。ミスは絶対に起こらないとは言い切れません。

インプラント手術においては、たとえば以下のようなミスが想定されます。

【インプラント手術におけるミスの例】

  • ・神経や血管に傷がつく
  • ・骨にダメージがかかる
  • ・適切な位置にインプラント体が入らない


ただし、事前にCTスキャンを行って口のなかの構造を把握し、適切な知識・技術をもった医師が手術を行えば、基本的には上記のようなミスは起こりません。

治療費の安さにばかり着目すると、適切な設備がなく、経験の浅い医師による手術を受けてしまうという可能性もありますので、歯医者選びは慎重に行いましょう。

リスク⑤見た目に影響が出る

前歯でインプラント治療を行った場合、時間が経つにつれ見た目に影響が出るというリスクも想定されます。

具体的には2つあり、1つはインプラント部分の歯が長く見えてしまうことです。

インプラント治療を行った部分というのはつまり、元々の歯が抜けている部分ということですが、通常、歯が抜けた部分の骨や歯肉は徐々に小さくなっていきます。

そのため、インプラント治療を行っても周りの歯肉が退縮していくことで、歯が長く見えてしまうというわけです。

そしてもう1つの見た目の変化は、インプラント治療を行った部分の歯肉が薄いと、金属でできたインプラント体が透けることで歯肉の一部が黒っぽく見えてしまうことです。

いずれの場合も、実績のある歯科医のもとで手術を受け、術後のメンテナンスを徹底しインプラント周囲炎を防ぐことである程度の予防が可能になります。

インプラント治療に適さない方

インプラント治療は、誰でも受けられるわけではありません。

下記の条件に該当する場合は、手術によって重大なリスクを引き起こしてしまう可能性があるため、医師から治療をお断りされる可能性があります。

【インプラント治療を受けられない可能性の高い方】

  • ・骨が成長途中の未成年である
  • ・妊娠中である、もしくは妊娠している可能性がある
  • ・授乳中である
  • ・骨粗しょう症などで骨密度が低い
  • ・心臓の疾患がある
  • ・血圧を下げる薬を服用している


体調面や服用されているお薬の関係で少しでも不安な点がある方は、事前に医師に相談しましょう。

できるだけリスクを抑えてインプラント治療を受けるには?

インプラント治療におけるリスクはゼロではありませんが、インプラント治療の実績が豊富で設備が整った歯科医院を選ぶことでリスクの可能性を大幅に抑えられます。

初めてインプラント治療をされる場合は、知識・技術があり、過去の症例が豊富な歯科医に相談しましょう。

インプラント治療の実績が豊富な歯科医に相談してリスクを抑えよう

いかがでしたか?

インプラント治療は骨を削って人工の器具を装着する外科手術ですので、リスクはつきものです。

インプラント治療のリスクにはさまざまなものがありますが、治療の実績が豊富で設備が整っている歯科医院を選べばある程度は安心できます。

初めてのインプラント治療をご検討されているものの、リスクが怖くてご不安に感じられているという方は、年間3,000本の実績のあるきぬた歯科までご相談ください!

患者様のご不安に寄り添い、確かな技術で治療をいたします。