よい歯医者を選ぶために押さえておきたい8つのポイント

歯は一度削ってしまうと二度ともとには戻らないため、歯医者は慎重に選ぶことが大切です。
そこでここからは、よい歯医者を選ぶために押さえておきたい8つのポイントを解説します。

ポイント①適切な患者数を診療している

よい歯医者の選び方として、一人の歯医者が1日に診察している患者様の数は、重要な指標です。
なぜなら、多くの患者様の診療を行えば行うほど、一人あたりの患者様にかけられる時間が少なくなるためです。

1日8時間の診療時間の場合、適切な患者数の目安は30分間で1人、1日あたりでは多くても16人程度とされています。
検査の必要性の説明や患者様の質問などに対応する時間が十分にない場合、患者様は不安を抱えたまま治療を進めることになってしまいます。

治療を検討している歯医者のホームページから、これまでの患者数やカウンセリングの時間などをチェックしましょう。しましょう。

ポイント②麻酔に十分な時間をかけている

よい歯医者の選び方のポイントの1つとして、麻酔に十分な時間をかけているかどうかを治療前に確認するということも挙げられます。
特に、一部に外科手術も含むインプラント治療では、麻酔がしっかりと効いた状態で治療を開始しなければなりません。

しかし、一人の患者様にかけられる時間が十分にない場合、麻酔があまり効いていない状態で治療を開始して、患者様が痛みを感じてしまう可能性があります。
麻酔がトラウマになることや、治療自体をやめてしまうこともあり得るため、麻酔に十分な時間をかけているかという点を確認しましょう。
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ポイント③ラバーダムを使用している

よい歯医者を選ぶために、治療の際にラバーダムを使用しているかどうかという点も確認することが大切です。

ラバーダムとは、治療する歯とそれ以外の口の中を隔離するための、ゴム製のシートのことです。
口の中にはさまざまな細菌がいることから、治療する歯や歯茎が細菌に感染しないためにも、ラバーダムを使用する必要があります。

しかし、ラバーダムの装着には時間がかかるため、歯の治療の際にラバーダムを使用していない歯医者もなかには存在します。

ラバーダムを使用しなかったことで、細菌の感染や再治療のリスクが高まるため、必要に応じてラバーダムを使用している歯医者を選びましょう。

ポイント④衛生管理を徹底している

よい歯医者を選ぶために押さえておきたいポイントとして、衛生管理を徹底しているかどうかという点も重要です。
なぜなら、細菌が感染してしまうと、歯茎の腫れや痛みなどが発生してしまうためです。

特に、外科手術をともなうインプラント治療では、口の中を徹底的に清潔に保つ必要があります。
そのため、医療器具や患者様の口や歯に触れたグローブでカルテを触っていないかどうかや、コップやエプロンが使い捨てであるかどうかをホームページで調べて確認しましょう。

また、歯を削るための器具であるタービンなどの医療器具が、抗菌や殺菌よりも徹底した、細菌やウイルスの除去である滅菌まで実施されているかどうかも大切です。

なお、きぬた歯科では、患者様が使用するコップやエプロンは使い捨てでご利用いただき、治療台や待合室のソファも定期的に消毒を行っています。
医療機関用に開発された空気浄化設備も全フロアに導入していることから、空気中の雑菌やウイルスを99.95%除去しているため、安心して治療を受けていただけます。

ポイント⑤丁寧に初診を行っている

丁寧に初診を行ってくれるかどうかも、よい歯医者の選び方で押さえておきたいポイントです。
なぜなら、初診の際に行う歯の検査や、データの収集は患者様の治療の方針を決めるために重要であるためです。

初診では、問診やレントゲン撮影だけではなく、歯周ポケットの深さを測るための歯周基本検査や、専門のカメラで口の中を撮影する口腔写真撮影も行う必要があります。
口腔写真撮影は、患者様の口の中の状態を把握して、治療の経過を記録していくうえで欠かせないものです。

また、治療の方針によって治療費や治療の期間などが変動するため、初診の際のカウンセリングが丁寧な歯医者を選びましょう。
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ポイント⑥担当制で診療している

歯科医師を担当制にして診療を行っているかどうかも、よい歯医者を選ぶために知っておきましょう。

運営の都合上、歯科医師を担当制にはせずに診療を行うという歯医者もあります。
担当制にすると多くの患者様を診療できるものの、患者様の情報共有が不十分だった場合、こまめなケアができない可能性や、最悪の場合、医療ミスにつながるかもしれません。

患者様にとっても、毎回異なる歯科医師に診療してもらうよりも担当制のほうが、安心して治療やメンテナンスを受けられ、信頼関係も築けるでしょう。

ポイント⑦コミュニケーションを十分にとれる

よい歯医者を選ぶために、コミュニケーションを十分にとれるかという点も確認しましょう。

歯の治療には、一つの症状に対して治療方法が複数あるため、どの治療方法を適用するかを選べる場合があります。
納得して治療方法を選ぶためにも、質問しやすい雰囲気で、質問に対して丁寧に答えてくれるような歯医者を選ぶことが大切です。

また、歯の治療は一度行って終わりということは少なく、治療の経過を見守り、定期的なメンテナンスも受けることが必要です。
継続的に歯医者に通うことになるため、気軽に質問や相談ができる歯医者で、受付のスタッフの対応もよい歯医者を選ぶとよいでしょう。

ポイント⑧保険治療と自由診療の違いを説明している

保険診療と自由診療の違いをしっかりと説明しているかどうかという点も、よい歯医者を選ぶためのポイントです。

歯科診療には、健康保険が適用される保険診療と、保険が適用されない自由診療の2種類があります。
たとえば、銀歯を詰める治療や入れ歯治療は保険診療、セラミックを詰める治療やインプラント治療は自由診療が挙げられます。

保険診療と自由診療の治療にはそれぞれメリットとデメリットの両方があるため、どちらもきちんと理解したうえで、希望に沿った治療方法を選択するとよいでしょう。
そのため、保険診療と自由診療の内容を公平に説明し、患者様の意思を尊重してくれるような歯医者を選ぶと安心です。

特に、自由診療は制限がないことから、治療費や補償内容などが歯医者の規定によって異なるため、慎重に選ぶことをおすすめします。
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よい歯医者の選び方のポイントは丁寧な診療や徹底的な衛生管理ができているかどうかという点を重視すること

いかがでしたでしょうか?

よい歯医者の選び方のポイントとして、丁寧な診療を行っているかどうかという点は重要です。
なぜなら、患者様の質問や相談に対応できているかどうかや、麻酔に十分な時間をかけているかどうかで、治療の安心感や痛みの感じ方に影響するためです。

また、衛生管理が徹底されていない場合は、治療の際に歯や歯茎から細菌が感染してしまうリスクが高まります。
特に、外科手術を含むインプラント治療では、口の中を徹底的に清潔に保たなければなりません。

インプラント治療の実績が豊富なきぬた歯科では、丁寧なカウンセリングと徹底した衛生管理を実施しています。
安心して治療を受けたいという方はお問い合わせください。

この記事の監修者

日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業後、インプラント治療に従事。現在では年間3000本以上のインプラント治療の実績がある。

日本でインプラント治療が黎明期だったころからパイオニアとして活躍し、インプラントメーカーのストローマン社やノーベルバイオケア社から公認インストラクターの資格を得た。

本の執筆やTV・雑誌などのメディア出演、自身のYouTubeチャンネルなどで情報発信を積極的に行っている。

<主な著書>
インプラント治療は史上最強のストローマンにしなさい!!
歯医者が受けたい!インプラント治療
あっそのインプラント、危険です!!

<YouTubeチャンネル>
八王子きぬた歯科

<外部サイト>
きぬた 泰和 Wikipedia