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インプラントのデンタルローンとは?

インプラントのデンタルローンとは、インプラント治療を受けた際に利用できる個人向け融資のことです。
マイカーローンや住宅ローンと同様に、一度で支払うのが難しい高額な費用を分割で支払える仕組みを指します。
インプラント治療は高額になる傾向があるため、一括での支払いが難しい場合には、分割での支払いが可能なデンタルローンの利用が選択肢となります。

インプラント治療に保険は適用されるのか?

インプラント治療は自由診療なので、基本的には健康保険が適用されません。
ただし、先天的な疾患がある場合や病気および事故で歯を失った場合は、一定の基準を満たしたクリニックで治療する条件で、例外的に保険が適用されます。

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インプラント治療の費用相場

インプラント治療の費用相場は、1本あたり328,000~399,000円です[1]。

この相場は全国平均を示したものです。
歯科医院によって費用は異なります。
1本あたりの費用であるため、複数本の治療では本数に応じて総額が高くなります。
さらに顎の骨量が不足している場合や骨が弱い場合は、骨造成手術の費用が別途必要になります。
骨造成手術が必要な場合は相場より費用が高くなるため、結果として負担が大きくなる傾向があります。

インプラント治療でデンタルローン以外のローンは組めるのか?

インプラント治療は高額になることがありますが、デンタルローン以外にも利用できるローンがあります。
選択肢としては、カードローンとクレジットカード分割払いの2種類です。
デンタルローン以外を検討する場合は、次のような方法が選択肢として挙げられます。

カードローン

カードローンは、銀行や信販会社、消費者金融といった金融機関が提供しているサービスの一つです。
契約時に決められた、借り入れ限度額の範囲内ならいつでも借り入れ可能です。

カードローンの使い道は自由で、歯科治療費の支払い分を借り入れることもできます。
返済の仕方も、毎月定額返済のほか、まとまった資金ができたときの臨時返済など、比較的自由がききます。

クレジットカード分割払い

クレジットカードで支払う場合は、分割払いを利用できます。

対応は歯科医院によって異なりますが、クレジットカード払いに対応している場合は、後から分割払いへ変更できることがあります。
クレジットカード分割払いを利用する際の注意点は、利用限度額に制限があることです。

利用限度額が100万円の場合は、その範囲を超える支払いはできません。
事前に利用しているクレジットカードの利用限度額を確認しておきましょう。

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デンタルローンを組むメリット

デンタルローンを利用する最大のメリットは、ほかのカードにはない金利差です。

上述した、デンタルローンやカードローン、クレジットカードで分割払いを選択したときは、それぞれ分割手数料がかかりますが、その手数料にはかなりの違いがあります。
年金利を比較してみると、デンタルローンの金利は5%前後なのに対し、クレジットカードは15%程度、カードローンは15〜18%といわれています。

実際の支払手数料は個々で違ってきますが、デンタルローンの金利手数料が圧倒的に優遇されているのは確かです。
歯科治療費の分割払いを検討されている方は、治療を受けるクリニック提携のデンタルローンの金利手数料を、クレジットカードやカードローンの手数料と比べてみましょう。

メリット①手軽に手続きができる

デンタルローンを利用するメリットの一つに、クリニックですべての手続きが可能という点も挙げられます。
平日15時までしか開いていない金融機関と違い、デンタルローンはクリニックの開院時間であれば申し込みができて、手続きや審査を簡単に済ませることができます。

仕事や家の事情により、平日15時の手続きに間に合わない方でも安心ですね。

メリット②支払い回数を選ぶことができる

デンタルローンは、最小6回(半年)から最大84回(7年)までの分割払いが可能です。
毎月の返済可能額に合わせて、支払い回数を選べます。

一般的に、クレジットカードにおける分割払いの最大分割回数は36回、カードローンは60回なので、支払い回数を多く設定できる点でもメリットが大きいです。
また、まとまったお金ができたときに返済期間を短縮して支払うこともできるので、自分の都合に合わせて返済額を決められるのも、デンタルローンの良いところでしょう。

メリット③利用額を任意に設定できる

デンタルローンは、治療費の全額を充てなければならないわけではありません。
治療額の半分を現金一括で、半分をローンでといった使い方もできます。

借入れ金額が少なければ、それだけ金利払いも少なくなり、支払い総額も減ります。
デンタルローンの利用額を決めるときは、現金とローンの組み合わせを前提に、無理のない支払い計画を組みましょう。

メリット④手元に資金がなくても利用できる

手元にまとまったお金がなくても、インプラント治療を受けることができるのもデンタルローンの利点です。
治療の費用がまとまって払えない人も、家計へのダメージが少ないローンで治療が受けられるのです。

治療を受けるために必要な資金が準備できなかった方は、検討してみてはいかがでしょうか。

メリット⑤インプラント治療以外の自由診療に利用できる

デンタルローンはインプラント治療以外でも、クリニックで受けられる自由診療であれば、原則利用できるローンです。
歯列矯正やセラミック治療など、怪我や病気の治療目的以外の、保険適用外の高額治療がそれに該当します。

自由診療の治療費を実質分割にできるうえ、頭金の必要もないので、インプラント以外の治療のハードルも大きく下がります。
ですので、費用面で自由診療が選択できない場合は、デンタルローンに対応したクリニックを探すとよいでしょう。

メリット⑥節税の効果が期待できる

デンタルローンを利用すると、節税効果が期待できる場合があります。

これは医療費控除の対象額が増えるためです。
もしクレジットカード払いであれば、当年度の支払い分しか所得税控除を受けられません。

しかしデンタルローンであればインプラント治療費の全額が医療費控除の対象となります。
当年度に多額の支出があっても、翌年に所得税控除を受けることで負担が軽減される可能性があります。

デンタルローンを組むデメリット

インプラント治療や歯列矯正などで利用するうえで、非常にメリットが多いデンタルローンですが、デメリットも存在します。

主なものは次に挙げる3点ですが、これにくわえて、お申し込みから融資を受けるまでの時間がかかることも挙げておきましょう。
平均1日~数日、場合によっては1週間以上の時間がかかるのでその点は踏まえておく必要があります。

それぞれのデメリットを見ていきましょう。

デメリット①審査に通るとは限らない

審査に通らなければ利用できないのは、一般のローンもデンタルローンも同じです。
借入額が多すぎたり、収入額が極端に少なかったりする場合は、返済能力が疑問視され、審査で落とされる場合もあります。
特に、専業主婦や学生、パートアルバイトの方は審査が通りにくい傾向にあるので、必ずしも利用できるわけではないことは年頭に置いておきましょう。

デメリット②金利手数料がかかる

デンタルローンは、クリニックが治療費を立て替えてくれるというメリットがある一方、ローンであることに変わりありません。
クレジットカードやカードローンに比べると金利は低いものの、デンタルローンにも金利手数料がかかります。

金利手数料を抑えるには、できるだけ返済期間を短くしたり、借入元本を減らしたりする工夫が肝要です。

デメリット③毎月の支払金額によって長期化する

インプラント治療でデンタルローンを利用した場合、毎月の支払金額によっては返済が長期化します。

たとえば48回払いで毎月少額ずつ返済する場合、4年間返済が続くことになります。
返済期間が長くなるほど支払う金利も増えるため、最終的な支出が膨らむ恐れがあります。
毎月の負担を軽減するために返済額を少額に設定すると、返済期間が延びて結果的に総負担が大きくなることにも注意が必要です。

デメリット④すべてのクリニックで使えるとは限らない

利便性の高いデンタルローンですが、すべてのクリニックで利用できるわけではありません。
デンタルローンを申し込めるのは、取り扱っているクリニックだけです。

デンタルローンを扱っていないクリニックで治療を受ける場合は、銀行などでデンタルローンを申し込むか、クレジットカードの分割払いやフリーローンでの支払いになります。
ただし、これらの金利はおおよそ15%前後なのでデンタルローンより大幅に高くなることを覚悟しなければなりません。

どうしてもデンタルローンを利用したい方は、取り扱っているクリニックのなかから治療先を見つけてみてはいかがでしょう。

デンタルローンの審査について

デンタルローンは、インプラント治療を受ける方全員が利用できるわけではありません。
審査を通過する必要があるため、利用を検討している場合は審査内容も理解しておくことが大切です。

必要書類

インプラント治療でデンタルローンを利用する際に必要な書類は次のとおりです。

【必要書類】

  • デンタルローン申込書
  • 見積書
  • 資金使途確認資料
  • 本人確認書類
  • 収入証明書
  • 引き落とし口座情報がわかる書類

申込書と歯科医院が作成する見積書の2点が基本の書類です。
収入証明書や資金使途確認資料が必要となる場合もありますが、ローン会社によって異なるため、事前に歯科医院へ確認が必要です。

審査の基準と期間

デンタルローンの基準は公表されていないものの、審査期間は最短で翌日とされています。
審査内容は一般的なローンと同様に、他の借入状況や延滞履歴、返済能力などが影響すると考えられます。
明確な基準は示されていませんが、利用の可否は比較的早期に判明する傾向があります。

デンタルローンの審査に通りにくい人は

デンタルローンを利用してインプラント治療を受けようと考えても、残念ながら審査に通りにくい人は存在します。
次の5つの条件に当てはまる場合は、審査に通過できない可能性があります。

①専業主婦

まずは専業主婦です。

専業主婦は配偶者から金銭を得て生活をしているため、自由に使える収入が少ないと判断される場合があります。
配偶者が連帯保証人になれば審査に通過できる可能性が高まりますが、連帯保証人がいなければ難しいでしょう。
専業主婦の場合は、事前に配偶者へ相談しておくことが望まれます。

②学生

学生の方がインプラント治療を受ける場合も、デンタルローンの審査に通過できないことがあります。
働いている立場ではないため、高額なローンの審査では通過が難しい場合が多いとされています。
もしインプラント治療にてデンタルローンを利用したいと考えるなら、ご両親の名義で申し込むか、ご両親から承諾書を得てください。

学生の方が単身でデンタルローンを利用するのは難しいとされています。

③パート・アルバイト・フリーター

続いてはパート・アルバイト・フリーターの方です。

就業していて収入も確保できるかもしれませんが、年収が低い場合は審査に通過しにくくなります。
そのためパートやアルバイトで働いていても、年収が高ければ問題ありません。
もし年収が低い場合は、インプラント治療でデンタルローンを利用するのが難しい可能性があります。

④返済すべきローンが他にもある人

返済すべきローンが他にもある場合、デンタルローンの審査通過は難しくなる傾向にあります。
特に他の借入が年収の3分の1に達していると、返済能力に不安があると見なされやすくなります。

未返済のローンが複数ある方は、多重債務と判断され、審査に通らない可能性が高まるでしょう。

⑤過去5年以内にブラックリストに記載された人

過去5年以内にブラックリストに記載された人も、インプラント治療でデンタルローンを利用できない可能性があります。
ブラックリストとは信用情報のことで、金融機関すべてが参照できる情報です。
クレジットカードや借入金の返済滞納や家賃の滞納、スマートフォン料金の滞納、債務整理などの事実が記録されます。

ブラックリストに記載されている方は、基本的にローン審査の通過は難しいとされています。

デンタルローンの審査通過率を高める方法

デンタルローンの審査基準は公表されていないので、性格にはわかりません。
しかし、返済能力が怪しいとみられる人は、ローンに通りにくいことは類推できます。
ここからは、審査にどうすれば通るのか、おすすめの申し込み方法などを解説します。

勤続年数を積む

勤続年数が短いと、返済能力が低いと判断され、審査に通りにくくなります。
一般的には、2年以上の勤続年数が良いとされ、勤続年数が長ければ長いほど、返済能力があると判断されます。
もし、勤続年数が2年未満であったら、2年以上働いてからデンタルローンに申し込みましょう。

他社のローンを完済する

他者から借り入れている場合も、審査に落ちる可能性が高まります。
また、他社からの借り入れだけでなく、借入できる金額を超えてしまっている場合もその例です。
いずれにしても、現在抱えているローンを完済してからの申し込みをおすすめします。

なお、ローンの借入金額は、年収の3分の1までと定められています。
返済情報が反映されるまでに時間がかかるため、デンタルローンを申し込むのであれば、ほかのローンの完済後、2か月程度様子を見てからにしましょう。

保証人や承諾書を用意する

審査に通りにくいとされる専業主婦や学生、フリーターの方は特に、保証人を立てたり、配偶者や親の承諾書を用意したりといった対策を講じましょう。
そのすることで、返済能力が認められ、デンタルローンの審査に通過しやすくなります。

親や配偶者の名義で申し込む

未成年や主婦の場合は、親や配偶者の名義で申し込むことで審査に通過しやすくなる傾向があります。
ただし、安定した収入があることが前提となり、単身での申し込みに比べて有利とされるケースが多いです。

インプラント治療の費用を抑えられる制度

保険適用外のインプラント治療の費用を少しでも抑えるには、金利が有利なデンタルローンを利用して分割払いの負担を減らすほか、以下の制度に頼るのも一案です。
それぞれ、確認していきましょう。

医療費控除

デンタルローンを利用しても、医療費控除の対象であれば控除を受けることができるので、確定申告をして節税につなげましょう。

1年間に10万円以上の医療費を支払った場合に、所得税から医療費を控除できる医療費控除を確定申告の際に申請すれば、医療費控除額に所得税率をかけた還付金が受け取れます。また、翌年の住民税も減額の対象です。

医療費控除の対象には、治療費にくわえ通院で利用した公共交通機関の交通費も含まれます。
医療費の領収書と交通系ICカードの利用履歴は、きちんと保管しておきましょう。

医療費控除の条件については「インプラントの治療に使える「医療費控除」とは何ですか?」をご覧ください。

高額療養費制度

1か月あたりの医療費が一定額を超えた場合、超えた分を還付してもらうことができるのが「高額療養費制度」です。

健康保険適用外のインプラント治療は、残念ながら高額療養費制度の対象には該当しません。
ただし、事故や先天性疾患などにより保険診療でインプラント治療を行った場合は、一定の金額を超えていれば制度を利用することができます。

インプラントとは

インプラント治療費の分割払いならデンタルローン

いかがでしたでしょうか?

この記事を読んでいただくことで、インプラント治療におけるデンタルローンについてご理解いただけたと思います。

デンタルローンを利用すれば分割払いができるようになり、支払いの負担が軽減されるでしょう。
きぬた歯科のインプラント治療では、クレジットカードとデンタルローンでのお支払いに対応しております。

デンタルローンは最大120回払いまで対応できますので、インプラント治療における金銭的負担を大幅に軽減可能です。

インプラント治療のきぬた歯科では年間3,000本のインプラント埋入を行っており、患者様の状態に合わせた的確な治療をご提案いたします。
インプラントができないと言われた方も、ぜひきぬた歯科にご相談ください。

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この記事の監修者

日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業後、インプラント治療に従事。現在では「インプラント治療のきぬた歯科」を開業し年間3000本以上のインプラント治療の実績がある。

日本でインプラント治療が黎明期だったころからパイオニアとして活躍し、インプラントメーカーのストローマン社やノーベルバイオケア社から公認インストラクターの資格を得た。

本の執筆やTV・雑誌などのメディア出演、自身のYouTubeチャンネルなどで情報発信を積極的に行っている。

<主な著書>
インプラント治療は史上最強のストローマンにしなさい!!
歯医者が受けたい!インプラント治療
あっそのインプラント、危険です!!

<YouTubeチャンネル>
八王子きぬた歯科

<外部サイト>
きぬた 泰和 Wikipedia